小売業界の売り上げが低迷するなかでも、お客さまの希望を的確に把握できる販売スタッフのニーズはますます高まっています。ここでは、アパレル系の接客のポイントをご紹介します。


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入店のきっかけをつくるVPの生かし方
百貨店でよく使われるVPの手法として、そのフロアでのお客さまの回遊性を高めるためにテーマカラーを決め、各店舗がその色に合わせた商品を店頭で展示するというものがあります。VPの基本はお客さまに店頭で立ち止まらせるよう、テーマカラーに合わせて商品を展示し、その近くにその関連商品を置くことです。さらに、店の奥にもテーマカラーの商品を置くという応用もあり、これにより、店頭の商品で興味を持っていただいたお客さまを、店内へと足を進めさせる導線を設けることができます。
時間帯によってお客さまの層が変わる店舗では、来店されるお客さまに合わせてVPを変更する工夫が必要です。たとえばベージュのコートがあった場合、主婦層が多い昼間は、組み合わせるカットソーなどは主婦向けのものに。夕方以降は働いている女性を意識して、パンツスーツとの組み合わせに変更するなど、普段の生活で身に付けているシーンをイメージしやすいディスプレイにすることで、来店率や売り上げに少なからず効果をもたらします。
ただし、ここでひとつ注意してください。よく、ディスプレイした商品の襟を立てるなど、細部にまでこだわりセッティングに長時間かける方がいますが、VPのそもそもの役割は、遠目から注意をひいてお客さまを呼び込むことです。お客さまが店頭に来たときには、すでに関心はVPからほかの商品に移っていることが多いので、ここにあまり時間をかけすぎないようにしましょう。

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(プロフィール)
大手アパレル会社にて、専任インストラクターとして販売員の研修を担当。中部(北陸)から九州(沖縄)までのエリアの販売員に接客マナー・ディスプレイ・顧客管理など接客販売の研修業務に携わる。アデコでは、キャリアアップスクールのビジネスマナー、接客といったビジネス講座の講師を務め、現在、キャリアコンサルタントとして活躍中。
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